近視進行予防治療0.01AT
猫5

使用する点眼薬「0.01AT」は、一般の眼科で使用している、ミドリンM、サンドールMYとは違う物です。

近視の原因は、遺伝が関係はしていますが、正確には不明ですが、「受験時に進行する」「屋外で生活する人は近視が少ない」という現象があり、生活環境が影響するのは間違いありません。

自分で努力できることとしては、「勉強しない」「本を読まない」「ゲームをしない」「スマホを見ない」「外で遊んで、家に帰ればさっさと寝る」等ですが、現実には実行困難です。

眼科の治療としては、「ワック(毛様体の訓練)」「ミドリンM点眼(散瞳調節麻痺剤)」「予防眼鏡(当院ではしていない)」「オルソケラトロジー」等がありますが、充分な効果は期待できません。
外国の調査で「アトロピン(抗ムスカリン)点眼」が、最も近視の進行予防に効果があることが、エビデンスとして出ました。京都府立医大眼科が治療試験を開始(参加者希望は紹介します)していますが、認可、保険適応になるのは、 10年はかかると思います。

方法は単純で、1日に1回、就寝前に点眼するだけで、進行の抑制があり得ます。
尚、頻回点眼しても効果は増強しません。
自費診療で6ヶ月(6本5400円)、12ヶ月(12本9720円)に一度受診し、検査します。
処方には必ず診察が必要です。

副作用として、高濃度(厚生労働省認可済)では、瞳孔散大(虹彩炎の治療目的)、近見障害(正確な屈折異常の検査目的)、顔面紅潮が起こりますが、高濃度でも、点眼中止で10日程で消退します。当院で使用するのは、1/100の濃度なので、症状は自覚しないか、多少まぶしく感じる程度です。
ただし、使用開始した点眼液は、1ヶ月したら廃棄してください。未使用は冷蔵してください。
点眼液なので、内服しないでください。他人と共用しないでください。
成人の高度近視にも、近視進行抑制=眼軸長の安定=近視性網膜変性予防の可能性はありますが、データはありません。LASIK適応外の最多理由は近視の進みすぎなので、そうならないための予防にもなります。